「トイレの失敗をしたことのない愛猫が、急に粗相を繰り返すようになった。」
「布団やカーペットへの粗相がなかなか治らない…。」とお困りの飼い主様も多いのではないでしょうか。
我が家の愛猫も、ある時から急にうんちの粗相が始まりました。
仕事から疲れて帰ってくると、よからぬ場所にうんちがある…。だんだんと家に帰るのが怖くなるほど、ストレスが溜まり、気持ちが落ち込むこともしばしば。
そして約1年の試行錯誤を繰り返した結果、ある方法でピタッと粗相が止まり今ではまったく粗相をしなくなりました。
今回は我が家で実践した粗相の対策や、一発で改善した対処方法をご紹介していきます。
粗相が始まった年齢・時期・頻度
ペットショップで生後4か月目から飼い始めた愛猫。マンチカンのメスです。
我が家に迎えた時にはすでにトイレのしつけは済んでいて、とても上手に排泄できていました。
生後7か月で避妊手術を済ませ、1歳を迎える少し前の生後11か月目から急にうんちの粗相が始まりました。
一番最初はソファにおいてあった、フリース素材のひざ掛けに。
その後は、カーペット、ベッドの上や掛け布団と、とにかくフワフワしている物に片っ端から粗相されました。
最初は月に2~3回程度の粗相が、だんだん粗相の頻度は多くなり、3日に1回のペースで粗相するようになり、ひどい時は5日連続でされたことも。
このままでは飼い主の私の精神が崩壊する…と思い、インターネットで情報を調べたり、猫を飼っている友人に相談し、あらゆる手段を試しました。
そもそも猫が粗相をしてしまう原因とは?
粗相をなくすためには、「なぜ猫が粗相をしてしまうのか」という原因がわからないことには解決策を取ることができません。
主にトイレを失敗してしまう原因
①医学的な原因、または老化によるもの
②猫の膀胱炎(特発性)
猫は膀胱炎になりやすい生き物。特発性は原因がわからない場合が多いようですが、猫の気持ちとして「このトイレでおしっこをしたら痛かった~」というイメージがつくことにより、不適切な排泄へつながってしまうケースがあるようです。
③マーキング
おしっこのマーキングは臭い付けが目的でする行為。
本来、なわばり意識の強い猫にとっては自分の臭いを残して、相手に自分の存在を伝えるための「正常な行動」のひとつです。
多頭飼いの場合は不安を強く持つ猫や、自己主張をしないといけない場面(例えば新入りの猫を迎える場合など)でなわばりアピールをしたりします。
④不適切な排泄
飼い主が望まない場所で起きていることが、「不適切な排泄」です。
- トイレの数が少ない
- 猫砂の種類が気に入らない
- トイレの置いてある位置が気に入らない
- トイレが清潔ではなく、汚い
- トイレの大きさが小さい
- (多頭飼いの場合)トイレに行くあいだに邪魔をされる
といった、トイレ環境のストレスで粗相につながってしまうケースです。
粗相を叱るのは絶対にNG!
望まない場所で粗相をされても、怒ったりするのはNG!
猫にとっては大好きな飼い主に対して恐怖を感じてしまい、それがストレスとなり事態が悪化するケースがあります。
猫は犬と違い、しつけは難易度が高いので、物理的に環境を変えたり、病気の場合は動物病院へ行き、薬で治療するほうがぐっと楽です。
猫の粗相を止めるための対策・解決方法
解決策として一般的な、「トイレの数を増やす」「猫砂の種類や大きさを変えてみる」「トイレを頻繁に丸洗いする」「トイレの形を変えてみる」「トイレの場所を変えてみる」といった、物理的な環境の変化で解決する場合もあるので、まず試してみましょう。
猫ちゃんによってもトイレの嗜好が全然違う場合があるので、どれがフィットするかはその子次第。根気強く試してみてください。
ちなみに我が家ではどれもこれも改善の兆しは特に見られず、どれも惨敗。
当然ですが、「ここがいやだ!」って猫が話してくれるわけでもないので、かなり頭を悩ませました。(本当にこういうときに、猫としゃべれたらいいのにと思いますよね…)
そんな時、ネットでみかけたある方法で、一発で粗相を直すことができました!
猫の粗相が直った!効果のあった解決策
我が家ではうんちの粗相が続いていたため、対策についてもうんちをする環境のことばかり考えてしまっていたのですが、意外なところの環境を変えたら一発で粗相が直りました!
それはずばり…
おしっこシートを都度交換する!
という方法。これで一発で直りました。
システムトイレを導入していた我が家。
おしっこの時、猫砂は固まらずにすのこから落ち、下に敷いてあるペットシートが吸収してくれるトイレです。ペットシートは3日に1回程度で交換していました。
うんちの粗相だったので、粗相が続いてもおしっこシートはいつも通りの頻度で交換していたのですが…
このおしっこシートの交換を、「おしっこをする度に交換する」を徹底したところ粗相がピタっと止まりました!
ただ、問題だったのはトイレシートの値段。
使用していたシステムトイレ・トイレシートともにユニ・チャームのデオトイレで、専用のペットシートは10枚入りで650円前後。1枚あたり約65円ですが「1週間は臭わない」という謳い文句の商品を、1回毎に交換するのはコスパが良くないし経済的にも持たない…
ということで、現在は犬用のペットシートを使うようにしています。レギュラーサイズがトイレのサイズもぴったり!200枚入りで2,000円前後なので、1枚あたり10円ちょっと。1日2回のおしっこなら20円ほどなので、3日1回に交換していたときと同じくらいのコスパで済みます。
なるべく1回する毎に交換するようにはしていますが、少し厚手のものであれば2回程度なら余裕で吸収してくれるので、仕事で家にいないときや留守番の時なども問題なく使えています。
まとめ
猫の粗相についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
飼い主の気持ちを一気に地獄へと落とす猫の粗相…。どんなにかわいくても、それだけは許しがたい粗相。。かわいい愛猫と快適に過ごすためにも、粗相問題は解決しておきたいものです。
色んな猫がいるので、今回ご紹介した方法が有効なケースはほんの一部かもしれませんが、あらゆる手を尽くしても直らない場合などは、ぜひ試してみてください。
我が家はこの方法で3日1回されていたうんち粗相が、まったくなくなりました。
恐らくうちの猫の場合、「すでにおしっこをした場所にはうんちはしたくないよ」ということだったんでしょう。うちの猫さん、究極のきれい好きだったんだと思います…!
人間でも、用を足したままのトイレではしたくないですもんね。