猫の慢性的な血尿。日々の生活で取り入れられる3つの対策法とは

猫のこと

猫の血尿、飼い主としてはとても心配になりますよね。
膀胱炎や尿路結石が代表的な病気になりますが、我が家の猫さん(現在3歳)は、生後4か月ごろから原因不明の慢性的な血尿持ちです。

動物病院で、尿検査・血液検査・エコー検査と何回かやってみたものの根本的な原因はわからず、エコー検査では膀胱にカスのようなものがちょっとあるのが気になるくらいで(結石ではなかった)、腎臓の数値とかも問題ないとのこと。ちなみに普通の猫ちゃんはカスは排尿の時に一緒に出るそうです。

注射や抗生剤を飲めば、薬を飲んでる期間はおしっこの色もキレイなのですが、薬を飲み切ってしまうとまた茶系のおしっこに戻ってしまい、すぐ再発してしまいます。
だからといって、あまりお薬を飲みすぎると体が慣れてしまって効きづらくなってしまうため、毎日飲ませるわけにもいかない…ということで、今は動物病院の先生のご指示のもと、療法食とサプリメントで対策しています。

今回は慢性的な血尿持ちの猫とうまく付き合っていくための、3つの対策方法をご紹介します。

給餌量を計量し、決められた量を与えること

当たり前にやっている飼い主さんも多いと思いますが、私がかなりずぼらな性格ということもあり、以前は目分量で与えてました。
「大体カップのこの線くらいかな~」といった具合です。

さらに欲しがるときは少しだけを何回か与えてしまったりと…かなり甘やかしっぷり。
そのせいもあり、体重は5キロまで増えてしまい、こっぴどく病院の先生から怒られる始末です。(反省)

肥満は血尿だけではなく、糖尿病や高血圧、足の短いマンチカンなどは関節炎になりやすかったりと様々な病気リスクが伴うので、今はダイエットも兼ねて決められた量をきちんと計量して与えることにしています。

与えてる療法食は、「ロイヤルカナン ユリナリーS/O+CLT ドライ」。
PHコントロール+CLTがリニューアルして、今はユリナリーS/Oという名前になっています。

PHコントロールは膀胱炎をはじめとした下部尿路疾患を持つ猫ちゃん用のフード。
CLTは生活におけるストレスを軽減してくれるような成分が入っています。

カロリーが少し高めなこと、また現在ダイエット中ということもあり、病院の先生と相談して一日の給餌量は40gと非常に少ない量になっています。

なお、動物病院でしか購入ができないフードなので掛かりつけの動物病院に相談してみてください。

サプリメントを与える

抗生剤などのお薬や注射は、一時的に血尿が治まるのですが、薬を飲み切ってしまうと再発してしまいがちなので、サプリメントを与えています。

今は、「UT-Clean(ユーティークリーン)」というサプリメントを与えていますが、このサプリメントを与え始めてから少しおしっこの色が薄くなっているような実感です!

このサプリメントには膀胱内の細菌が尿と一緒に出てくれる作用や、細菌の増殖を抑えてくれるような働きが期待できるそうです。
天然成分で出来ているサプリメントなので飼い主としても安心!

こちらも動物病院でしか購入ができないサプリメントです。一度掛かりつけの病院へ相談してみてください。

飲水量を増やしてあげる

お水の量が足りずにおしっこを溜めてしまうと、尿が濃くなってしまいます。そのため、飲水量を増やしてあげることはとても大切です。

もともと、猫は砂漠に住む動物だったたため、あまり水を飲まなくても生きていける動物。喉が渇くという感覚が非常に鈍感なので、飲水量が少なくなりがちなんだそうです。

飲水量を増やすには、お水を飲む箇所を増やしたり、お水入れの容器を変えてみたり、お水をこまめに交換して常に新鮮なお水を飲めるようにしてあげましょう。
今は、ペット用循環式給水器などもあるので、そういうのも取り入れてみるのも良いと思います。

・・・はい。ここまではごく一般的に言われてることですが、そう簡単に、一筋縄では解決させてくれない猫ちゃんもいると思います。負け時を取らず、うちの猫もどれもこれもダメでした。

ピュアクリスタル(ペット用循環式給水器)では水の出口を手でふさいで、入れた水が全部なくなるくらい遊んで終わりました。部屋は水浸しに…。(二度と使いません。。)

あらゆる対策をしてもなかなか水を飲む量が増えないので、現在は餌をお湯でふやかして、人肌くらいの温度に冷ましてから与えるようにし、水分を摂る量が増えるようにしています。

前述にも記載した通り、ダイエットということもあって1日40gしか与えてないため、少しお湯でふやかすことで少しお腹も膨らむようです。人間でいう、おかゆを食べてる形に近いので消化が良いのもメリットです。

ちなみに「カリカリをお湯でふやかして与える」という方法は、水分がきちんと摂れるメリットはもちろんあるものの、動物病院の先生に話したところ「それでちゃんと食べるの…?」と言われたので、風味が落ちてお気に召さない猫ちゃんもいるかもしれません。。

友人のペットシッターさん曰く、水分補給ゼリーというものもあるようなので、こういうものも取り入れながら飲水量を増やしてあげましょう。

まとめ

慢性的な血尿持ちの我が家の猫さんですが、上記の3つの対策をとりつつ、最近は個性のひとつだと思いながら、うまく付き合っていくように生活しています。
フード・サプリメントはあらゆる種類のものがあるので、猫のおしっこ関連の病気が気になる飼い主さんはどういったフードを選べばよいか、一度動物病院に相談してみてください。